【povo VS IIJmio新プラン】乗り換えするならどっちが安い？比較してみた

2021年2月24日、IIJmioより新プラン「ギガプラン」が発表されました。

大手キャリアの「ahamo」「povo」「LINEMO」に対抗するための新料金プランということで注目が集まっています。

一方「povo」は大手3キャリアの中で最後に発表されたau（KDDI）の新料金プランです。

3キャリアで最安の2,728円（税込）（税抜2,480円）で発表され、5分間の通話無料をオプション化することで金額を抑えてきたことでも話題になりました。

そこで本記事ではIIJmioの新プラン「ギガプラン」と、月間データ容量20GBを月額2,728円（税込）で利用できる「povo（ポヴォ）」を料金試算をし、比較してみたので公開します。

>> ahamo VS IIJmioはこちら

povoの料金と特記事項

povoの料金は前述どおり、月額2,728円（税込）です。

特記事項は以下の通り

povo

IIJmio新プラン「ギガプラン」の料金と特記事項

IIJmioの新プラン「ギガプラン」は、データ量を「2ギガ、4ギガ、8ギガ、15ギガ、20ギガ」から選択することができます。

データ量を選択することができるのがIIJmio「ギガプラン」の利点と言えるでしょう。

特記事項は以下の通り

IIJmio ギガプラン

povoとIIJmio新プラン「ギガプラン」の料金比較

ここでは3パターン(単身、夫婦のみ、3人家族）の家族構成で比較していきます。以下特に記載がなければ税込表記です。

単身の場合

単身の場合	povo	IIJmio ギガプラン
月額基本料金	2,728円	2,068円
通話料金	20円/30秒	10円/30秒
月間データ容量 （一人あたり）	20GB	20GB
合計	2,728円 〜	2,068円 〜

単身の場合は、通話料金を除いた差額が660円でIIJmioが安いです。

違いとしては通話料金です。povoは20円/30秒の通話料金ですが、IIJmioは専用アプリ「みおふぉんダイアル」を使用することで半額の10円/30秒となります。

では、ここでpovoの特徴でもある「トッピング」の一つ「5分以内の通話かけ放題（550円）」とIIJmioの「10分通話定額（913円）」をつけて比較してみましょう。

単身の場合	povo	IIJmio ギガプラン
月額基本料金	2,728円	2,068円
通話料金	550円（5分通話し放題）	913円（10分通話し放題）
月間データ容量 （一人あたり）	20GB	20GB
合計	3,278円 〜	2,981円 〜

金額差は297円となり、差は縮まりました。

通話定額の時間が5分と10分で、5分の差があるので通話をする時間・頻度を考慮して選ぶといいでしょう。

夫婦のみの場合

夫婦のみの場合	povo	IIJmio ギガプラン
月額基本料金	2,728円×2	2,068円×2
通話料金	20円/30秒	10円/30秒
月間データ容量 （一人あたり）	20GB	20GB
合計	5,456円 〜	4,136円 〜

夫婦のみ（２人）の場合は、通話料金を除いた差額が1,320円でIIJmioが安くなりました。

ここで一つ統計データをご覧ください。

月間通信量は「1GB」29％、「2GB」16.7％、「3GB」13.4％となり、59.2％のユーザーが3GB以下の通信量となった。なお、「7GB」までの累計では約79.2％を占めた。

出典 MM総研

この統計によると、約8割が7GBまでの通信量で足りていることがわかります。

このことから、IIJmio「ギガプラン」の強みであるデータ量が選べることを考慮し、一人あたりのデータ量を「8GB」にして比べてみました。

夫婦のみの場合	povo	IIJmio ギガプラン
月額基本料金	2,728円×2	1,518円×2
通話料金	20円/30秒	10円/30秒
月間データ容量 （一人あたり）	20GB	8GB
合計	5,456円 〜	3,036円 〜

通話料金を除いた差額が2,420円もIIJmioが安くなりました。

povoはデータ量を（20GBしか）選択できないですが、IIJmioであれば自分にあったデータ量を選択することで安く抑えることが可能です。

家族3人の場合

家族3人の場合	povo	IIJmio ギガプラン
月額基本料金	2,728円×3	2,068円×3
通話料金	20円/30秒	10円/30秒
月間データ容量 （一人あたり）	20GB	20GB
合計	8,184円 〜	6,204円 〜

家族3人の場合は、通話料金を除いた差額が1,980円でIIJmioが安くなりました。

このケースもさきほどと同様にIIJmioのデータ量を「8GB」にして比較してみましょう。

家族3人の場合	povo	IIJmio ギガプラン
月額基本料金	2,728円×3	1,518円×3
通話料金	20円/30秒	10円/30秒
月間データ容量 （一人あたり）	20GB	8GB
合計	8,184円 〜	4,554円 〜

差額は3,630円となり、povo2人分の契約でIIJmio3人分の契約ができるぐらいの差となりました。

データシェアでデータ量も無駄なく！

IIJmioはデータシェアが可能です。親の通信量が少なければ、その分子どもがたくさん使えます。

例）家族3人でぞれぞれ8GBを契約している場合
　お父さんが3GB、お母さんが2GBしか使っていない月は、残りの19GBを子どもが使用できます。

データの繰越も可能

また、IIJmioはデータの繰り越しができるます。

使わなかった月があっても翌月まで繰越が可能です。

例）家族3人でぞれぞれ8GBを契約している場合
　お父さんが3GB、お母さんが2GB、子どもが10GBしか使わなかった月は、翌月に残りの9GBを繰り越すことができます。

povoはデータ繰越や家族間シェアはできません。IIJmioであればデータ繰越&データシェアを利用して無駄なく効率良いデータの利用が可能です。

povoとIIJmioのメリット・デメリット

povoとIIJmioの料金について比較しましたが、料金以外のメリットとデメリットをあげます。

povoのメリット・デメリット

メリット

デメリット

povoの特徴は、たったの2,728円（税込）でau品質のネットワークが利用できる点と「トッピング」で必要なオプションを追加できる点です。

格安SIMはお昼（12時台）の時間帯に通信速度が遅くなる（正確には利用者が多すぎて通信が渋滞する）ため、動画などはほとんど見れたもんじゃありません。

ですがpovoであれば、料金は安く、そして通信速度はau品質です。

IIJmioのメリット・デメリット

メリット

デメリット

データシェアができることとデータ量を選択できることがIIJmioの強みだと思います。

通信量が少なくて済む家族は、povoよりIIJmioがコスパがいいでしょう。

povoとIIJmio比較まとめ

povoとIIJmioの比較をしました。

以下は、povoがおすすめの人、IIJmioがおすすめの人の特徴です。

まとめ

povoは3大キャリアで最後に発表した新料金プランです。

ahamo、LINEMOの機能を網羅しつつ、「トッピング」機能で料金を安く抑えてきました。

ahamoが3月に入って料金を下げてきましたが、povoはそもそもかなり安いので、これ以上料金を下げるのは考えにくいでしょう。

大手キャリアに押されてIIJmioも新料金プラン「ギガプラン」を発表してきました。

今後は、格安SIMはそもそもかなり安いので品質やサービスに注力していくかもしれませんね。